猫姉弟の過去

 

私たちは・・・小さな村の一軒家で生まれた。

幸せに育てられて育っていった・・・

でも、生まれてから数年間・・・私たちは親に虐待を受け始めた。

虐待する理由は聞かなくてもわかった。

私たちが、人間にはないものを持っているから。

私たちは、虐待になんの文句も言わず、おそろいの帽子、服を着た。

周りにはばれなかった、でもある日。

・・・・ばれてしまった。

その日は風が強く、帽子が飛ばされるのではないか、と思い家の外へ出た。

思いのほか帽子は飛ばされず気が抜けた。

・・・でも、油断したときに、私たちの帽子が風に飛ばされ、その姿を見せることになった。

やはり皆は怖がり、私たちの事を「化け物」「悪魔」「疫病神」と呼ぶようになった。

私たちは初め、逃げるように走り去った。

明日には忘れるだろう、そう思って各自のベットで寝た。

しかし、翌日眠たい目をこすり、マクの部屋へいった。

するとマクがいなくなっていた。

あわてて外へ出ると、村の住人がマクを縛り付けていた。

「出ていけ妖怪」「出て行け!!!」

と、住人たちが口々に言い放つ、

でも私はそれどころじゃなかった。

マクが縛り付けられ、親と呼びたくもない奴に蹴られ、殴られていた。

住人達はそれを見て笑っていたのだ。

頭に血が上った。

そして意識が遠のいた・・・。

 

 

 

 

目を開けると、そこには血の海が広がっていた。

自分の手を見てみると、そこには真っ赤な手が。

あわててマクを探した、マクは・・・いなかった。

そこへ警察がやってきて、捕まえられた。

どうやら私は人間とみなされなく、人患病棟・・・というところに行くらしい。

そこの地下には私のようなあやまち?をおかした人たちがいるらしい。

私は、そこで色々な出来事にまきこまれた。

なんか、口さけのやつ、シンヤっていって、あの容姿のくせに心配性、悩みも聞いてくれる・・・・いい奴。

もう一人、悪魔、ミー。なんかいっつもにこにこしていて、リアクションが面白くないけど、悩んでいたら話しかけてきてくれる・・・・・いい奴、うん

でも、いちばんのことはマクに会えた。

とってもうれしかった、なにかあったかはしらないけど、無事でいてくれたうれしい。

人患病棟にきて、よかった。